【冬用シュラフ(寝袋)の選び方】おすすめの冬用シュラフ10選

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冬のキャンプで一番大事なキャンプギアはシュラフ(寝袋)です。

誤ったシュラフを選んでしまうと、寝ているとき冬の寒さに身体が耐え切れず危険なことにもなり得ます。

ですので、冬キャンプをする際は寒さにもちゃんと耐えきれる暖かいシュラフを選ぶ必要があります。

そこで今回は、保温性の高い冬用シュラフ10種類にしぼりご紹介しますので、シュラフを選ぶ参考にしてください。

その他にもこの記事では、

  • そもそもシュラフにはどんな種類があるのか?
  • 冬のキャンプに適した種類はどれか?
  • 冬用シュラフで大事な保温性を決める中綿の種類と特徴
  • 冬用シュラフの選び方
  • おすすめの冬用シュラフ

これらについても解説していきます。

ちなみに春、夏、秋で使えるシュラフは下の記事をご参照ください。

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シュラフの種類

シュラフ(寝袋)には、大きく分けてマミー型シュラフ封筒型(レクタングラー型)シュラフ2種類のタイプがあります。

それぞれどんな違いがあるか解説していきます。

マミー型シュラフ

ミイラのような形状のシュラフをマミー型シュラフといいます。

顔以外の頭から足先まで全身がシュラフで包まれるので、熱が外に逃げづらい構造になっています。

また身体とシュラフの間の空間が少ないので、シュラフが体に密着し高い保温効果があります。

ですので、防寒性が重要な冬用シュラフではマミー型シュラフをおすすめします。

その他にも封筒型シュラフよりもマミー型シュラフの方がコンパクトになり携帯性が高いという利点があります。

ですので、荷物を減らしたいツーリングキャンプやトレッキングなどにも最適といえます。

ただし、どうしても窮屈な構造になってしまうので寝返りが打ちづらく、寝心地の点では封筒型より劣り価格も封筒型シュラフより高いものが多いです。

メリット

・保温性が高い
・コンパクト
・軽い

デメリット

・動きずらい
・価格が高い

封筒型(レクタングラー型)シュラフ

封筒の形をした長方形のシュラフを封筒型(レクタングラー型)シュラフといいます。

封筒型シュラフ一番のポイントは布団のように使えるので、寝心地が快適という点です。

その他にも封筒型シュラフの方がマミー型シュラフよりも比較的値段が安いものが多いという利点もあります。

しかしながら、身体への密着度や熱を逃がさない密閉度はマミー型シュラフよりも劣るので冬場のキャンプにはあまりおすすめできません

メリット

・寝心地が良い
・価格が安い

デメリット

・保温性がマミー型に劣る
・収納時にかさ張る
・マミー型より重い

マミー型シュラフ、封筒型(レクタングラー型)シュラフの比較まとめ

マミー型シュラフと封筒型シュラフの比較を表にまとめると下のようになります。

種類防寒性寝心地携帯性価格
マミー型シュラフ★★★★★★高い
封筒型(レクタングラー型)シュラフ★★★★★安い
まとめ

冬のキャンプには保温性の高いマミー型シュラフがおすすめ!

中綿の種類

シュラフの中に入っている中綿の種類には、化繊(化学繊維)ダウン2種類のタイプがあります。

中綿は保温性など、シュラフの性能を左右する重要なものになります。

化繊(化学繊維)

化繊のメリットは価格の安さと水に強いので洗濯が可能という点です。

しかしながら保温性や軽さという点でダウンより劣るので、ダウンと同じ保温力を化繊で出そうとするとダウンに比べてかなり厚手になってしまい収納時にかさ張ります。

メリット

・洗濯が可能
・価格が安い

デメリット

・ダウンより保温性が劣る
・収納時にかさ張る
・ダウンより重い

ダウン

ダウンのメリットは軽くて暖かいという点です。

なので、化繊よりもダウンは少ない量の中綿で、温かく軽量でコンパクトなシュラフにすることができます。

ダウンのデメリットは水に弱いという点があり、保管の際に気を付けないとカビが生える恐れもあります。

またダウンを使用しているシュラフは洗濯ができないものが多いです。(最近はできるものも増えてきました)

メリット

・保温性が高い
・コンパクト
・軽い

デメリット

・洗濯ができないものが多い
・価格が高い
・気を付けて保管しないとカビが生える恐れがある

化繊(化学繊維)とダウンの比較まとめ

化繊とダウンの比較を表にまとめると下のようになります。

種類保温性洗濯軽量性コンパクト性価格
化繊(化学繊維)少し劣る悪い悪い安い
ダウン高い不可(ものによっては可)良い良い高い
まとめ

冬のキャンプでは保温性の高いシュラフを選べば化繊でもダウンでも大丈夫!

シュラフの選び方

シュラフの使用温度で選ぶ

シュラフには最低使用温度限界使用温度といった記載があります。

しかし、実際に表記の温度条件でシュラフを使用するとかなり寒いことが多いです。

ではシュラフを選ぶ際にはどのように判断すればいいのかというと、記載の温度+5℃程度というのが実際に使用できる最低使用温度の一般的な目安になります。

最低使用温度が-10℃の商品の場合、実際に使用できる気温は-5℃程度まで!(あくまで目安です)

シュラフの形、中綿の組み合わせで選ぶ

シュラフの種類と中綿の種類を組み合わせ毎にどんな人に適しているのかをまとめると、以下のようになります。

種類こんな人におすすめ
マミー型・中綿化繊・防寒重視
・手入れの手間をなくしたい
・コスト重視
マミー型・中綿ダウン・防寒重視
・軽量、コンパクト性重視
封筒型・中綿化繊・寝心地重視
・手入れの手間をなくしたい
・コスト重視
封筒型・中綿ダウン・寝心地重視
・防寒性も大事
・軽量、コンパクト性も大事

おすすめのシュラフ

ここからは冬用シュラフで実際のおすすめ商品をご紹介していきます。

冬用シュラフに適したマミー型シュラフにしぼり、全10種類のシュラフをご紹介します。

おすすめの冬用シュラフ(中綿:ダウン)

イスカ(ISUKA) 寝袋 エア 630EX

  • 最低使用温度:-15℃
  • 中綿    :ダウン(630g800FP)
  • 表地    :ナイロン100%
  • 裏地    :ナイロン100%
  • 本体サイズ :80(肩幅)×213(全長)cm
  • 収納サイズ :20(底直径)×34(高さ)cm
  • 重量    :1060g
  • 洗濯    :可(洗い方に注意が必要)

同じくイスカのシュラフで、こちらのタイプは中綿がダウンになっています。
軽量なので就寝時も重さを感じることなく、コンパクトに収納もできます。
残雪時期の3000m級の山でも使用できるとのことです。

Amazon.co.jp

プロモンテ(PuroMonte) コンパクトダウンダウンシュラフ780g

  • 最低使用温度:-20℃
  • 中綿    :ダウン(ホワイトダックダウン780g)
  • 表地    :ナイロン100%(超軽量20Dナイロン)
  • 本体サイズ :長さ210×肩幅80×足幅50cm
  • 収納サイズ :34×16cm
  • 重量    :1195g
  • 適応身長  :185㎝位まで

河田フェザーという羽毛加工メーカーで精製した日本製の良質なダウンを使用しています。
日本製なので修理などのアフターケアも安心できます。
真冬の2000〜3000m級の山での使用を想定したシュラフですので、かなり暖かいです。
ファスナーは生地をかみにくい特殊構造になっていて、足元も開閉できるので温度調節が可能になっています。

タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 9

  • 最低使用温度:-25℃
  • 中綿    :ダウン(ホワイトダックダウン900g 750FP)
  • 表地    :ポリエステル100%
  • 裏地    :ポリエステル100%
  • 本体サイズ :肩回り165㎝ 全長208㎝ 足元周り104㎝
  • 収納サイズ :22㎝×39㎝
  • 重量    :1440g

タケモは登山用シュラフのインターネット販売をしているメーカーで、設立が2015年と新しいメーカーです。
このシュラフは国内厳冬期の2000m~3000m級の山岳にも使用可能な保温力の高いモデルとなっていて、比較的価格も安いです。

Amazon.co.jp: 寝袋 シュラフ タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 9 ストリージバッグ付 [最低使用温度 -25度] : スポーツ&アウトドア
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NANGA(ナンガ) オーロラライト 750DX レギュラー

  • 最低使用温度:-16℃
  • 中綿    :ダウン(スパニッシュダックダウン760FP)
  • 表地    :15dn オーロラテックス
  • 裏地    :15dn ナイロンリップ
  • 本体サイズ :最大長210cm×最大肩幅80cm
  • 収納サイズ :19×31cm
  • 重量    :1280g
  • 洗濯    :可(洗い方に注意が必要)
  • カラー展開 :ブラウン、グリーン、レッド

ナンガとは日本のアウトドア寝具・衣料メーカーです。
こちらもシュラフも河田フェザーという羽毛加工メーカーで精製した日本製の良質なダウンを使用しています。
ナンガのシュラフもメーカーで修理などが可能で保証期間は永久保証となっています。

Amazon.co.jp: NANGA(ナンガ) オーロラライト750DX ブラウン R : スポーツ&アウトドア
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モンベル(mont-bell)ダウンハガー800

  • 最低使用温度:-9℃
  • 中綿    :ダウン(800FP)
  • 表地    :10デニール・バリスティック エアライト ナイロン(撥水加工)
  • 裏地    :10デニール・バリスティック エアライト ナイロン(帯電防止加工)
  • 収納サイズ :17×34cm
  • 重量    :918g
  • 洗濯    :可(洗い方に注意が必要)
  • 適応身長  :183㎝まで

軽量で寝心地の良いシュラフです。
国内の2000m級の冬山でも使用できるとのことです。

Bitly

おすすめの冬用マミー型シュラフ(中綿:化繊)

コールマン(Coleman) 寝袋 タスマンキャンピングマミー L-15

  • 最低使用温度:-15℃
  • 中綿    :化繊(ポリエステル)
  • 表地    :ポリエステル
  • 裏地    :ポリエステル
  • 本体サイズ :83×203cm
  • 収納サイズ :直径31×49cm
  • 重量    :3400g
  • 洗濯    :可

デカくて収納時にかさ張りますがその分暖かさも十分あります。
なにより価格が安いのがポイントです。

Amazon.co.jp: コールマン(Coleman) 寝袋 タスマンキャンピングマミー L-15 使用可能温度-15度 マミー型 2000022267 : スポーツ&アウトドア
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ロゴス(LOGOS) neos 丸洗いアリーバ・-15

  • 最低使用温度:-15℃
  • 中綿    :化繊(ダイナチューブファイバー)
  • 表地    :モイスポリ
  • 裏地    :モイスポリ
  • 本体サイズ :80×210cm
  • 収納サイズ :31×31×52cm
  • 重量    :2500g
  • 洗濯    :可

足元が少しゆったり目の構造になっているので、就寝時にストレスが掛かりにくいシュラフになっています。

Bitly

イスカ(ISUKA) アルファライト1000EX マルベリー

  • 最低使用温度:-12℃
  • 中綿    :化繊(ポリエステル100%)
  • 表地    :ポリエステル100%
  • 裏地    :ポリエステル100%
  • 本体サイズ :84(肩幅)×211(全長)cm
  • 収納サイズ :25.5(底直径)×40(高さ)cm
  • 重量    :1950g
  • 洗濯    :可

イスカは日本で生まれたシュラフ専門のメーカーです。
クリーニングサービスに対応していたりとサポートも充実しています。
こちらのタイプは化繊なので比較的リーズナブルな価格になっています。

Amazon | イスカ(ISUKA) アルファライト1000EX マルベリー [最低使用温度-12度] 125723 レッド 最大長:84(肩幅)×211(全長)cm 収納サイズ: φ25.5×40cm | イスカ(Isuka) | エアーマット・エアーベッド
イスカ(ISUKA) アルファライト1000EX マルベリー 125723 レッド 最大長:84(肩幅)×211(全長)cm 収納サイズ: φ25.5×40cmがエアーマット・エアーベッドストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

カリンシア Carinthia G180(Mサイズ)

  • 最低使用温度:-18.7℃
  • 中綿    :化繊(G-LOFT Si) 
  • 表地    :撥水加工Shelltex
  • 裏地    :Shelltex
  • 本体サイズ :縦215cm×横74cm×48(足元)
  • 収納サイズ :約18 x 30 cm(圧縮時)
  • 重量    :910g
  • 適応身長  :185cmまで
  • 洗濯    :可(洗い方に注意が必要)

カリンシアはヨーロッパ最大手の防寒具メーカーです。
世界的にも有名な登山家が愛用しているとのことで、質の良さは間違いないです。
中綿にG-LOFT Siという独自の化繊を使用していて、結露などで水に濡れてしまっても保温性が落ちないとのことです。
かなり高い性能に対して値段が安いのでコスパ最高です。

Bitly

Snugpak(スナグパック) ソフティー エリート4

  • 最低使用温度:-15℃
  • 中綿    :化繊(ポリエステル Softie)
  • 表地    :ナイロン(Paratex Micro)
  • 裏地    :ナイロン(Paratex Light)
  • 本体サイズ :縦(長さ)220cm・横(周囲)160cm(拡張185cm)
  • 収納サイズ :直径24×長さ28cm
  • 重量    :1950g
  • 洗濯    :可

スナグパックはイギリスで厳しい環境下でも機能するアウトドアギアを製造しているメーカーです。
このシュラフは身長に合わせてサイズ調整ができるので、サイズがブカブカで中に空間ができてしまい熱が逃げるということを防げます。

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まとめ

以上、おすすめの冬用シュラフを紹介しました。

最後に今回の記事をまとめると、

  • 冬用シュラフは保温性が大事
  • シュラフの形はマミー型がおすすめ
  • 中綿は保温性が高ければダウン、化繊どちらでも可
  • メーカー記載の使用温度+5℃程度が実際に使用できる目安
  • 実際のおすすめ冬用シュラフは上記参照

このようになりますので、それぞれ参考にしていただければと思います。

それではまた!

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